リフォーム/リノベーション
間取り変更のリフォーム費用相場と事例を基に注意点もご紹介
お部屋の使い勝手というのは、家族構成やライフスタイルの変化に比例して変わっていくもの。一方で、間取り変更に伴うリフォームは大掛かりな工事のため、どれくらいの費用が必要なのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、間取り変更にかかるリフォームの費用相場を解説します。間取り変更リフォームの種類や事例を基にした注意点、リフォームを成功させるポイントについても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
間取り変更リフォームの種類
間取り変更に伴うリフォームというのは、部屋を広げる工事もあれば狭める工事などさまざまです。そのため、リフォームを進める際には、どのような目的でどういった工事を選択するのかを明確にしておく必要があります。
そこでここからは、間取り変更に多いリフォームの種類とその特徴について解説します。
複数の部屋をまとめる
間取り変更リフォームに多い種類として、複数の部屋を一つにまとめて広々した空間にするというケースです。例えば、既存のリビングスペースを拡張したい場合、隣接するお部屋とまとめることで、より広いリビング空間にすることができます。
その他にも、築年数の古い住宅というのは、間取り構成が狭く、使い勝手の悪いケースも多いです。そのため、和室やダイニングをまとめてリビングダイニングとして活用することもできます。
間仕切りして部屋を分割する
お部屋の広さを拡張するためのリフォームとは違い、生活環境に合わせてお部屋を分割する間取り変更リフォームもあります。例えば、子供の成長と共に部屋数を増やしたいという場合、既存のお部屋に間仕切り壁を設置して分割することもできます。
また、昨今ではテレワークの需要も増加しているため、寝室とは別にワーキングスペースを確保したいというケースもあるでしょう。このような場合も、新たに間仕切りを設けることで、寝室空間と仕事部屋を分けることができます。
水回り設備の配置を変更する
お部屋の間取り変更が多い中、水回り設備の配置変更に伴うリフォームも非常に多い傾向にあります。特に築年数の古い住宅というのは、水回り関連の設備を最新の設備に一新することも多く、配置変更の需要も比較的多いです。
ただし、水回りの配置変更は給排水管やガス管などの移設も関連するため、思いのほか費用がかさんでしまうケースも少なくありません。専門知識を有するほか、予算調整も必要になるので、プロの業者と打ち合わせをしながら計画を進めましょう。
間取り変更リフォームの実例と費用相場
間取り変更に伴うリフォームというのは、工事の種類や環境によっても費用に変動が生じます。そのため、さまざまな間取り変更の事例を参考にしながら費用相場をチェックすることが重要です。
そこでここからは、実際に行った間取り変更リフォームの事例を基にした費用相場を紹介します。
キッチンを中心に間取り変更リフォーム【550万円】
築年数が20年を超えるマンションなどは、間取りや水回りの設備も老朽化して使い勝手も悪くなるものです。そのような場合、現状の生活環境に合わせた間取り変更リフォームがおすすめです。
ここでは既存の和室空間をなくし、キッチンを中心にした間取り変更リフォームを実施した事例を紹介します。
- 形態:マンション
- 内容:全面改修 LDK/トイレ・洗面・トイレ 洋室1・2・廊下・和室
- 費用:約550万円
使い勝手の悪い30年前の間取りを一新【800万円】
昨今は築年数の古い中古マンションを購入して、現状の使い勝手に合わせて間取り変更リフォームをする事例も非常に多いです。古い水回りの設備も一新することで、快適な環境に変更することができます。
ここでは使い勝手の悪い30年前の間取りを、快適に住める空間に一新した事例を紹介します。
- 形態:マンション
- 内容:間取り変更・LDK/洗面所・浴室・トイレ・廊下・洋室1・2の全面改修
- 費用:約800万円
収納たっぷりの間取りに変更【600万円】
居住年数も長くなると、収納スペースに困ってしまうことは少なくありません。快適な居住空間を確保しながら収納スペースも確保するためには、間取り変更リフォームを実施するのがおすすめです。
ここでは3LDKの基本的な間取りで、家族が快適に暮らせる収納たっぷりの間取りに変更した事例を紹介します。
- 形態:マンション
- 内容:間取り変更・LDK/洗面所・浴室・トイレ・廊下・洋室1・2の全面改修
- 費用:約600万円
間取り変更リフォームの注意点を事例を基に紹介
間取り変更リフォームを実施する際には、いくつかの点に注意しなければなりません。マンションと戸建て住宅で注意点が異なるので、ご自身の住宅形態に当てはまるものを事前に確認しておきましょう。
ここからは、実際の事例を基にした間取り変更リフォームの注意点を紹介します。
提案型のノアテックでは、お客様のご要望に合わせて最適なご提案を致します。生活環境やライフスタイルに適したリフォームプランを提供しているため、間取り変更リフォームをご検討中の方はお気軽にご相談ください。
マンションの注意点
一戸建住宅とは違ってマンションの場合は共同住宅のため、間取り変更リフォームをする際には以下の点に注意する必要があります。
- リフォーム前に管理組合へ確認する
- 建築構造によっては制限が出る
- 水回り設備の位置に制限が出る可能性がある
ここでは、築25年の古いマンションを明るく広い空間にリフォームした事例を基にマンションリフォームの注意点を紹介していきます。
築25年の古いマンションの間取り変更を行った際には、事前にマンション管理規約を確認した後、管理組合に工事の事前確認を行っています。マンションによってはフローリング材の遮音等級が定められていることがあるので、事前確認を行いましょう。
また、建築構造によってはリフォームに制限が出る場合があります。特に壁式構造と呼ばれる構造のマンションは、間取り変更に制限が多いので注意しましょう。
なお、本事例のマンションでは水回りを中心にした間取り変更を実施しています。しかし、古いマンションの場合、床下の高さが確保できないケースが多いです。この場合、規定の排水勾配が確保できず経路を延長できないため、水回りの位置に制限が出る可能性があるので注意しましょう。
戸建ての注意点
一戸建住宅の場合、マンションのような共同住宅特有の問題はありません。しかし、木造住宅の場合、間取り変更に伴って耐震性に影響が出てしまう可能性があるので注意しましょう。
ここでは、ゆったり暮らせる住まいへ~築40年余りの空き屋を改修~事例を基に戸建てリフォームの注意点を紹介していきます。
例えば、ツーバイフォーなどで建てられた住宅というのは、構造上撤去できない耐力壁というものが存在します。築40年程度の空き家をリフォームした事例では、構造上問題がない上で全面的な間取り変更リフォームを実施しています。
築年数が古くなるにつれて耐震性の問題や、経年的な劣化に伴う修繕問題も発生するため、事前に入念な調査を実施しましょう。
間取り変更リフォームを成功させるポイント
間取り変更リフォームをする際には、以下の点に留意するとより快適な空間に近づけることができます。
- 動線を意識する
- 採光性も考える
間取り変更ではお部屋の広さに目が行ってしまいがちですが、動線についても考慮することが重要です。生活動線を考慮して間取りを考えることで、使い勝手もよく快適な空間にすることができます。
また、戸建て住宅で大掛かりな全面改装をする際には、採光性を考えた間取りにしてみましょう。開口部の大きさにもこだわった配置で間取り変更をすることで、空間演出以外にも冷暖房効率が上がるメリットもあります。
間取り変更リフォームは、構造的な問題やリフォーム目的など、さまざまな点を考慮して設計する必要があります。ノアテックでは多くの実績を裏付けとする技術力に加えて、事前に完成イメージを確認できる3D画像によるご提案なども行っています。間取り変更リフォームを成功させたいとお考えの方はぜひノアテックまでご相談ください。