リフォーム/リノベーション
外壁リフォーム(塗装/カバー工法/張り替え)の費用相場と事例や補助金を紹介
建物の外観イメージを決める上で重要な外壁リフォーム。外壁は紫外線や雨風の影響を大きく受ける部位なので、経年的な劣化の速度も非常に速く、適切な時期のメンテナンスが非常に重要です。
そこで本記事では、外壁リフォーム(塗装/カバー工法/張り替え)の費用相場を徹底解説します。また、外壁リフォームで活用できる補助金や施工事例なども紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
外壁リフォームの種類と費用相場
ひとくちに外壁リフォームといっても、その種類はさまざまです。どのリフォームを採用するかによって費用相場も異なってくるので、各外壁リフォーム種類の特徴なども理解しておきましょう。
そこでここからは、外壁リフォームの種類(塗装/カバー工法/張り替え)と各費用相場について解説します。
塗装工事
塗装工事というのは、最も安価に済ますことができる外壁リフォームです。現状の外壁がそれほど傷んでいない場合に採用できる工事方法で、外壁リフォームの中でも人気の高い工事になります。
塗装工事なら色褪せた外壁も一新できるほか、昨今は断熱性のある塗料や汚れにくい塗料など、機能性塗料も多く発売されています。使用する塗料によって耐久性と価格が変動するため、予算や目的に応じて最適な塗料を選択しましょう。
外壁塗装工事:約60~100万円/30坪
カバー工法
外壁のカバー工法とは、現状の外壁の上に新しくサイディングを重ねて取り付ける方法の外壁リフォームです。外壁が二重になるので、外壁がキレイになるのはもちろんのこと、遮音性や断熱性も向上するメリットがあります。
また、カバー工法は既存の外壁を撤去する必要がないので、費用や工事の期間を抑えることもできます。選べる外壁材の種類が多いので、塗装とは違ってデザイン性も良いのが特徴です。
サイディングカバー工事:約130~220万円/30坪
張り替え工事
現状の外壁にサイディングが施工されている場合、張り替え工事を選択することができます。張り替え工事の場合、築年数が古く既存の外壁が劣化している場合に最適な方法といえます。
カバー工法とは違い既存の外壁を全て撤去するので、建物の負担が少ない上に、耐震補強や断熱工事も併用して行うことができます。施工費用の総額は上がってしまいますが、下地からきっちりやり替えることができるので、最も確実な外壁リフォームになります。
サイディング張り替え工事:約150~270万円/30坪
外壁リフォームで活用できる補助金制度の例
比較的高額な費用が必要な外壁リフォームですが、補助金制度を活用することでコストカットをすることができます。ただし、補助金制度にはいくつかの種類が存在するので、それぞれの特徴をチェックしましょう。
そこでここからは、外壁リフォームで活用できる補助金制度の代表的な例をいくつか紹介します。
長期優良住宅化リフォーム推進事業
長期優良住宅化リフォーム推進事業とは、国土交通省が行っている補助金制度の一つです。住宅の性能向上や劣化対策に利用できる補助金で、例えば、サイディングによる外張り断熱や、耐震補強と合わせて外壁の塗装工事などにも利用することができます。
リフォーム工事前にインスペクション(建物状況調査)を実施する必要があるほか、いくつかの要件をクリアすることで利用可能です。本事業に事業者登録が完了している施工業者が申請手続きを行うため、詳細は補助事業者に確認してみましょう。
省エネリフォームに関連する補助制度
外壁リフォームで活用できる補助金の一つに、省エネリフォームに関連する補助金が挙げられます。例えば、代表的な省エネリフォームの補助金に、こどもエコすまい支援事業という事業があります。
これは、子育て世帯や若者夫婦世帯による、住宅の省エネ改修等に対して支援する補助金で、外壁の断熱改修工事にも利用することができます。ただし、これらの補助金には上限予算が決まっているため、予算が消化される前に申し込みを済ませる必要があることに注意しましょう。
地方自治体が提供している補助金
外壁リフォームに使える補助金には、国が実施している補助金の他に、地方自治体が提供している補助金があります。例えば、大阪府堺市では、堺市住宅・建築物耐震改修等補助金という補助金制度を実施しています。
構造的に問題があり、サイディングの張り替えと同時に耐震補強を実施する場合、このような補助金も活用できます。ただし、地方自治体によって実施している補助金の内容が異なるので、住まいの地域の自治体情報を調べてみましょう。
外壁リフォームの施工事例
外壁リフォームを実施する際には、事前に施工事例を参考にするのがおすすめです。実際の事例を参考に、費用相場や仕上がりイメージを固めておきましょう。
ここでは、外壁リフォームの事例を一部抜粋して紹介します。
現場の職人と営業や施工管理との間で意思疎通が図れていない場合、仕上げ色の間違いや施工箇所の認識不足といったトラブルが発生します。この点、ノアテックリフォームでは、一気通貫体制を取っているため、お客様のご要望をダイレクトに現場職人まで共有することができます。そのため、外壁リフォームを検討中の方は、ぜひノアテックまでご相談ください。
ツートンカラーで清潔感のある外観へ
築年数の古い住宅の場合、既存の外壁が経年劣化を起こして色あせやチョーキングといった現象が発生します。また、これらを放置するとひび割れ(クラック)も発生するので、適切なタイミングで塗り替えメンテナンスを実施することが重要です。
ここでは、鉄筋コンクリート造の外壁をツートンカラーで清潔感のある外観へ塗り替えた事例を紹介します。
- 形態:戸建住宅
- 内容:外壁塗装・屋根塗装・外部手すり・防水改修
- 費用:約450万円
経年劣化した外壁をリフレッシュ
外壁は紫外線の影響を多く受けるので、室内よりも劣化の進行が早いです。この経年的な劣化を放置すると建物の寿命が短くなる可能性もあるので、大掛かりな下地処理が必要になる前にメンテナンスを施しましょう。
ここでは、経年劣化して意匠性も損なわれ初めて来た外壁を塗装でリフレッシュした事例を紹介します。
- 形態:戸建住宅
- 内容:外壁塗装
- 費用:約100万円
南プロバンス風スタイルに仕上げたエントランスポーチ
入り口部分にエントランスポーチを設けることで、スタイリッシュで開放的な見た目にすることができます。特にポーチ部分は塗り壁材などを使用することで、おしゃれな外壁に仕上げられるのでおすすめです。
ここでは、塗り壁を採用し、リゾート地を思わせるようなエントランスポーチに仕上げた事例を紹介します。
- 形態:戸建住宅
- 内容:外回り&水廻りのリフォーム、浴室、洗面トイレ、水廻りの設備一式交換、電気配線工事、ガス・水道工事、外部テラス工事など
- 費用:約196万円
外壁リフォームを成功させるポイント
外壁リフォームを成功させるためには、以下のポイントに注意しておくことが重要です。
- 足場が必要な工事を一緒にする
- 近隣周辺へ事前挨拶を行う
外壁リフォームは足場を仮設して工事をしなければなりません。足場の設置に掛かる費用は高額なため、同様に足場の必要な屋根やバルコニーの工事も一緒に行うことでトータルの費用を抑えることができます。
また、外壁リフォームは騒音やニオイが発生するので、予期せぬ近隣トラブルに発展するケースもあります。工事中にトラブルに発展させないためにも、外壁工事を始める前には、必ず近隣周辺へ挨拶を行っておきましょう。
提案型のリフォーム専門店ノアテックでは、お客様のご要望に最適な外壁リフォームを提案致します。仕事のみを請け負って実際の仕事は下請けに丸投げする業者とは違い、自社スタッフによる徹底した現場管理を行っています。専門店ならではのキメ細かい対応を致しますので、ぜひノアテックまでご相談ください。