リフォーム/リノベーション
和室を洋室にリフォームする費用の目安と施工事例
日本の伝統的な部屋スタイルの和室は、畳の持つ調湿効果やイグサの芳香成分によるリラックス効果など多くのメリットがあります。一方で、生活様式の変化により、和室の利便性が低いと感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、和室から洋室にリフォームする際の費用や、施工事例について紹介します。洋室へリフォームする際に注意しておきたいポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
和室を洋室にリフォームする方法
洋室化に伴うリフォームというのは、工事範囲によって細分化することができます。どの程度の範囲で洋室化させるのか判断するためにも、リフォーム工事の内容を把握することが重要です。
そこでここからは、和室から洋室にリフォームする方法を工事範囲別に紹介します。
畳からフローリングに変更する
洋室化に伴うリフォームで最も人気が高い工事と言えば、畳からフローリングへ変更する床工事です。床をフローリングに変更することで、お部屋全体のイメージが変わるだけでなく、カビやダニも付きにくくなるメリットがあります。
ただし、畳とフローリングでは厚みが違うため、張り替えに際して段差解消の下地木工事をしなければなりません。また、フローリングは畳よりも遮音性が低いため、マンションの場合は管理規約が定めた遮音性の高いフローリング材を使用する必要があります。
費用相場:10万から35万円
工事期間:2日から7日程度
壁や天井をクロスに変更する
和室全体の面積を占める壁や天井を、洋室に合うクロスに張り替えることで雰囲気を一新できます。壁紙はビニールクロスや紙クロスなど種類が非常に豊富なので、好みに合ったデザインを選びましょう。
ただし、戸建て住宅の多くは柱や梁が露出している「真壁」と呼ばれる構造です。この柱を見えなくする「大壁」と呼ばれる構造に変更する場合は別途費用が必要です。
なお、マンションの和室は元々大壁になっていることが多いので、壁紙張り替えのみで済むケースが大半です。
費用相場:10万から20万円
工事期間:1日から2日程度
押し入れをクローゼットに変更する
和室の収納スペースといえば押し入れですが、クローゼットに変更すると使い勝手や見た目の良い洋室にすることができます。通常の押し入れは2段構造なので、棚を取り払いハンガーパイプを設置するのが一般的です。
一方で、現在の押し入れを拡張してスペースが確保できる場合、広々したウォークインクローゼットに変更することも可能です。収納する量や日常生活の使い方に応じて、どちらが最適なのか判断しましょう。
費用相場:8万から50万円
工事期間:7日から1ヵ月程度
襖から引き戸へ変更する
和室は襖が取り付けられているため、引き戸に変更することで洋室の雰囲気にできます。引き戸へ変更する最も簡単な方法は、建具本体と敷居を交換する工事ですが、開き戸へ変更する場合は段差解消工事が別途必要になります。
また、ひとくちにドアと言ってもベーシックなデザインタイプから、上質な素材感のハイグレードタイプなどさまざまです。建具本体の価格によっても工事費用に変動があるので、コスト面を比較しながら商品選定しましょう。
費用相場:3万から25万円/箇所
工事期間:1日から2日程度
障子からカーテンレールに変更する
和室の窓際は障子で日差しを防いでいるので、カーテンが取り付けられるように変更することで洋室化できます。カーテンレールは、既存の障子を撤去してから開口部に合わせて取り付けます。
また、レールだけでなくカーテンボックスを取り付けることで、より遮光性や断熱効果を高められる他、お部屋全体のインテリアとしても機能するのでおすすめです。
費用相場:3万から5万円/箇所
工事期間:半日から1日程度
和室を洋室にリフォームする費用目安を事例で紹介
和室から洋室へリフォームする際には、範囲や用途に応じて工事内容が変わってきます。そのため、リフォームを実施する前にどのような規模感の工事を想定しているのか?事例を参考にしてみるのがおすすめです。
そこでここからは、用途別の和室リフォームの事例と費用目安について解説します。
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和室をリビングダイニングにした事例【600万円】
和室の利用頻度が少ない場合、リビングダイニングとして利用できるようにリフォームする方法もあります。和室の間取りをなくしてしまうことで、広々したリビングダイニングの空間を確保できるメリットがあります。
ここでは既存の和室1室をリビングダイニングとして活用できるようにリフォームした事例の費用を紹介します。
・形態:戸建住宅
・内容:和室1室をリビングダイニングに変更。流し台をシステムキッチンに交換。浴室・洗面所の新設。洋式トイレへの交換
・費用:約600万円
和室から快適な寝室にした事例【439万円】
家族構成に変化がある場合、和室から寝室へ変更することで使い勝手の良い快適な住環境にすることができます。洋室は床にゴミも溜まりにくいので、掃除も簡単で清潔感を保ちやすいメリットがあります。
ここでは全面改装の一環として、和室から寝室へリフォームした事例の費用を紹介します。
・形態:マンション
・内容:全面改装(LDK・和室・キッチン・浴室、洗面、廊下、洋室、トイレ)
・費用:約439万円
和室を無くして広々したLDKに変更した事例【〇〇万円】
マンションには和室が設けられているケースが多いですが、あえて無くすことで広々したLDKにする方法もあります。生活の多くがダイニングで過ごしている場合、間取り変更によって快適な生活スタイルを確立できます。
ここではあえて現状の和室を潰してしまい、広々としたLDKに変更した事例の費用を紹介します。
・形態:マンション
・内容:全面改装(LDK・和室・キッチン・浴室、洗面、廊下、洋室)
・費用:約396万円
和室を洋室にリフォームする際のポイント
トラブルなく和室から洋室にリフォームする場合、以下のようなポイントに注意しましょう。
・デザインはバランスを考える
・マンションは管理規約を確認する
和室のリフォームで重要なポイントは、他の部屋とのバランス・調和性です。特に全面改装でなく和室単体をリフォームする場合、隣接する部屋と違和感がないように調和性を考えた上で建具やフローリング、クロスなどの仕上げ材を選定しましょう。
次に、マンションでリフォームを検討している方は、管理規約をきちんと確認しましょう。通常、管理規約には指定遮音等級が定められているので、基準をクリアしたフローリングでなければ使用できません。
この遮音等級はL値で表記されており、一般的なマンションはL40等級と定められていることが多いです。ただし、これらの遮音等級は管理組合によっても異なるので、詳細はお住まいのマンションで定められた管理規約を確認する必要があります。
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